顔文字は顔ではなく文字である

顔文字について考えることがあるのでがす。
顔文字、文字で描いた顔という意味なら「文字顔」と言われるべきものではないか。
その意味で言うなら、アスキーアートは名前として正しいことになります。
しかし、顔文字とアスキーアートの間にはある違いがあると考えます。
規模の違いもそのひとつですが、かたやアートそのものが目的、かたやあくまでワンポイント。
つまり、顔文字は文字で描いた顔そのものでなく、文字で描いた顔によって感情・外見等を表現する記号。
記号、それは見た目・概念を抽象化したものであり、文字の原型となるもの。
そして、文字は記号の一種であり、記号は文字として使える。
顔文字はやっぱり文字だったのです!
それも、使われ方から判断するに句読点や感嘆符・疑問符のように文の前後について文全体の意味を整える役割を持っていると考えられます。