RPGに壮大なエンディングはいらない

私はRPGを、何かと理由を付けて敵を倒すゲームだと考えている。
言ってみれば感動的なイベントやらなにやらは勝ったときのご褒美か、もしくは戦う理由付けだ。
だから気の利いたソフトならば、イベント部分はとっととスキップしていきなり戦闘に持ち込むことができるようになっている。
となれば、エンディングは最後の戦いに勝ったご褒美であり最大のご褒美であるので、でかけりゃでかいほどいいと思われる。
しかし、それは違うのだ。
エンディングは日本語に訳せば終止。そこで終わりなのだ。
エンディングに突入したということは、ゲームは既にそこで終わったのであり、これ以上遊ぶことはない。*1
ラスボスを倒したらエンディングに直行するようなゲームであれば、ラスボスを倒したというメッセージが「The End」にも等しく、その瞬間からもう既に電源を切るなりして終了しても良いのだ。
何も壮大なエンディングがいけないわけではない。しかしクリアを目指す人にとっては全く無意味な要素なのだ。

*1:これは映画館でエンディングテーマが終わるまで残る人が少ないことと似ている