HD-W500IU2/R1が合計500GBまでしか認識しない

まあ、タイトルの通りですが…。
HD-WIU2/R1シリーズの外付けハードディスクは、RAIDにより2台のハードディスクを1台分のハードディスクとして使って、全体としての容量を増やしたり*1、信頼性を増したり*2できます。
私が数年前に購入したHD-W500IU2/R1は、250GBのハードディスク2枚組みで、合計500GBなわけです。私はミラーリングモードで250GBの耐障害性の高いハードディスクとして使っていました。
で、壊れたわけですよ。片っぽが壊れてももう片方が生きてれば普通のハードディスクとして使えるのが利点です。壊れたディスクを250GB以上の容量の新品と取り替えれば再びRAID1として復活するわけです。RAID1はその仕組み上、容量の小さいほうのディスク容量に全体としての容量が制限されるので、250GBぴったりが一番効率よくRAIDを組めるわけです。
ところが、交換用のディスクを買いに行くと、いまどき250GBのハードディスクなんてなくて*3、320GBからになっていたわけです。それだけなら70GBを無駄にして250GBのRAIDを組むだけだったのですが、どういうわけか一番容量の大きい1TBのハードディスクが一番安かったんですよ。当然高くて容量の少ない320GBなんて使うはずもなく、さりとて750GBを無駄にして250GBのRAIDを組む気もなく、1TBのRAIDを組むため1TBハードディスク2枚を買ったわけです。おかしくない発想だと思います。
しかし、しかしですよ。1TBを入れても250GBにしかならんのです。中身を片方を1TBにしただけでは750GB無駄モードになっているのはごく自然な現象です。それがRAID1なのですから。問題は、250GBを完全に取り外して1TB2台でも250GBずつ*4しか使わないのです。
私の計画では、250GBと1TBの組み合わせで250GBのRAIDを組む→1TBのディスクに250GBのディスクの内容がコピーされる→250GBを2台目1TBと交換する→1TBのRAID完成…となるはずでした。なるほど250GBの設定までコピーしてしまったんだな、と思ったんですよ。でも両方1TBが入った状態でRAIDを組みなおしても250GBにしかならないんです。いったん通常モードに戻して個別に1TB使う設定にしてからRAIDを組んでもやっぱり250GBずつしか使わないんです。
結局、一番安かったとはいえ1TB2台を無駄にしたくなかったので、RAIDではない通常モードで使うことにしました。RAID1でバックアップ用として使われるはずだった2台目のディスクは、通常のバックアップ用として使うことになりました*5

*1:RAID0、ストライピングモード

*2:RAID1、ミラーリングモード

*3:HD-WIU2/R1に使えないものには250GBはあったがもちろん意味がない

*4:つまり250GB×2台=500GB

*5:しかし、ネットで見てたら1TBに換装したという話も見かける。RAID設定ユーティリティを見てもRAIDモードの切り替え機能しか付いてなくて容量変更なんてできなさそうなのだが、どうなってるんだろう。