Wiiってこんなに凄いのだ
ちょうど一週間たったので同じように良い面をこじつけてみましょうかね。
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やっぱりWiiの優れたところといえばなんといってもあのコントローラです。Wiiのリモコンには大雑把に言って振るコントローラと指し示すコントローラの２つの側面があります。
まずは振るコントローラの素晴らしさについて解説しましょう。振るコントローラはたくさん動かすから疲れるという誤解が広まっていますが、実はそれは全く逆なのです。肉体労働の少ない現代社会では、筆記やタイピングによる指の酷使が深刻です。それに対するWiiの答えは、「指の使用を減らして腕で補う」だったのです。これにより重労働に疲れた指を痛めつけることなく、更にさび付きかけた腕の筋肉を揺り起こします。
Wiiのコントローラは同時に指し示すコントローラでもあります。これが実は目に優しい*1のです。テレビゲームの視力への悪影響は、ゲームに夢中になるあまり画面に近付きすぎることで起こります。しかし、Wiiの指し示すコントローラは、センサーバーとコントローラの位置関係からポイント位置を計算していると考えられるため、テレビ画面に近付きすぎるとポインティングの精度が著しく落ちると考えられます*2。そうすればプレイヤーは必然的にテレビからある程度の距離*3を置いて立たなくては*4なりません。そう、テレビから離れなければ使えないWiiは目に優しいのです。
そして、悪い点との重複を避けるためどうしても前にあまり話題にしなかったコントローラ周辺の話が多くなるのですが、コントローラに付けられるあのストラップ、あれがまた素晴らしいのです。アクセサリとしてサードパーティから出ることはよくあると思いますが、今回はなんとストラップが標準でつきます。これはコントローラを持った手を激しく動かすことが多いため、取り落としたり誤って投げたりしないために非常に合理的なのです*5。
そろそろコントローラから離れまてＷｉｉ本体の話に移りますと、DVDケース３枚分という絶妙な大きさがＷｉｉ本体としての長所の一つでしょう。Wii本体のサイズの素晴らしさ、それは小ささではありません。小ささだけで言えば、PSPは高画質・高音質に加えて画面までついて170 x 23 x 74mmですし、ゲームボーイミクロともなると、101 x 50 x 17.2mmであり、据え置き機で言えば、193 x 38 x 144mmのPSoneも存在し、44 x 157 x 215.4mmのＷｉｉは、極端に小さいわけではありません。では、でかくもなければめちゃくちゃ小さいわけでもないWiiのサイズのどこがよいのでしょうか。それが、Wiiのサイズのコンセプトであった、DVDケース３つ分という大きさです。Wiiのソフトは、DVDと同じ寸法ですので、当然の事ながらソフトケースもほぼ同じ大きさになります。DVDのケースは、多少ソフトにより差はありますが、190 x 141 x 14mm前後であり、Wiiより約1cmずつ小さい計算になります。そうすると何がうれしいのかというと、Wiiのハードとソフトを一緒に並べていても全く違和感が無いのです。すなわち、ソフトと一緒に置いておけるハードというわけです。さすがにケーブルがあるのでDVDラックに収納というのは無理がありますが、ハードとソフトが一つの空間に存在できるというのは大きな利点です。もっとも、ハードのすぐ横にソフトを立てかけておくというのは、縦置き型の本体ならWiiでなくとも可能です。それがWiiの長所となりうるのはやはりそのサイズ故なのです。小さすぎれば立てかけておくには不安定すぎますし、大きすぎれば無駄なスペースがどうしてもできてしまいます。他人の家のテレビ事情は正直わかりませんが、おそらくテレビを台の上に乗せて、その台の上下にAV機器等を配置している家庭が多いものと思われます。その中にこっそり紛れ込ませられるようなサイズのＷｉｉですが、ソフトやコントローラも入れればやはりそれなりのスペースはとるわけです。その場合、屏風にように立てられるＷｉｉは、「それなりのスペース」の仕切りとして機能するのです。
そしてなおかつ任天堂のハードウェア*6は基本的に丈夫なのです。私の経験では、ロクヨンはコントローラ投げて本体にぶつかったけど平気でしたし、ＤＳを落としてしまったときも、ＧＣをコントローラに足引っ掛けてひっくり返してしまったときも、壊れるどころか全く問題なくそのままゲームが続行できました。もちろん他社のゲーム機で比較実験をするようなもったいないことはできませんが、比較せずとも丈夫だということは間違いないでしょう。コンピュータ製品が多くなり、何もかもがデリケートになりつつある今日、このように丈夫な製品は広く求められていることでしょう*7。
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良い面は公式なアナウンスや噂レベルでも多くて新しいものを考えるのに苦労しますな。
